「あやふやなこと」の感想
あやふやなこと
あやふやなこと
初出:「文章倶楽部 第十巻第九号(九月号)」新潮社、1925(大正14)年9月1日

牧野信一

分量:約6
書き出し:記者。お忙しいところへ、甚だ恐縮ですけれど、「私が処女作を発表するまで」と云ふやうなことに就いて、何かお話して下さいませんか。牧野。処女作は、学生時分——早稲田に居る間——に、二つ書いた。どつちが先だか忘れて了つたが、「爪」と云ふのと、「闘戦勝仏」と云ふのとである。「爪」を書いたのは慥か冬だつた。そして「闘戦勝仏」の方は夏だつた。兎も角、どつちが先だか判然しないが、非常な怠け者で、この二つしか書か...
更新日: 2025/12/16
艚埜臚羇1941さんの感想

  牧野は 文壇に登場後 その十年後 くらいに 自死 するけど 場違いなことを 始めてしまい 読書などの 蓄積もなく 特別 たよれる 才覚もなく そうするより 選択肢が 無かったのかも しれない。義務教育 くらいと なんとなく 思い込んで いた人が 社会人 だったので たまげるようなことは 珍しくもない。恥じも 荒らしも 踏み越えて やりたいように やるしかない。死ぬまで 踏ん張ろう。

更新日: 2018/09/15
いちにいさんの感想

物書きが本を読まないなんて信じられない。

更新日: 2017/08/01
9faefe98cbdeさんの感想

古い文体で書かれているが、内容は今日のインタビューに似たようなもので、牧野さんの人間味のようなものが見られて暖かい気持ちになった。 対談の端々から彼の初々しさ(若者らしさ)が覗けたのも良かった。

更新日: 2017/01/17
e5b59fdfdc85さんの感想

面白い!実に面白い!気が付けば居場所、仕事、とは悪戦苦闘せずとも出上がりつつあるのもか知れない。

更新日: 2016/12/09
bdd53005a915さんの感想

川の流れに動かない。 不定であるがゆえに。