「私の万年筆」の感想
私の万年筆
わたしのまんねんひつ
初出:「婦人サロン 第四巻第十号(秋季十月特大号)」文藝春秋社、1932(昭和7)年10月1日

牧野信一

分量:約4
書き出し:西暦一九〇三年の?月——日露の講和会議が米のポーツマスに開催されると決定された数ヶ月前に、一人の日本学生が、急にホワイトハウスの何課かに雇入れられました。その青年は何も学術に秀れてゐたからとかといふ理由ではなく、近くのカレツヂに籍を置く、たつたひとりの日本人といふだけの資格で、臨時雇ひの栄を蒙つたのです。彼の仕事といふのは官邸の下級吏員から日本の風俗や習慣に就いて質問を享けた場合に、それに就いて知...
更新日: 2021/07/28
19双之川喜41さんの感想

 後の大統領ルーズベルトから 万年筆を 貰ったのは 牧野の父親が 息子である信一の絵に 見入っているときに 所望されたからという。 つまり 息子の絵のお礼に 筆を貰ったらしい。 筆の 銘柄に 無頓着なのが 好いと感じた。