雙喜 人の 喧嘩は 華々しい方が 傍で 見ていても 心 躍り ワクワクと する。井伏鱒二からの 悪口雑言が 偶然 部屋から 洩れ 聴こえる 場面に 行き会って 了った のには 怒り 心頭に 達したのだろう。文壇は 天国でも 地獄でも ない。すこしでも 完成度の 高い作品を 後生に 遺して くれれば 読み手は そのことが 嬉しいだろと 感じられた。
この作者が舐められているのか、甘えられているのか。ただ余り感情表現がうまく無く、それが他人から見て勘に触っているらしいと自己分析しているが、おそらく保身や独りよがりのケが有ったのだろうな。ただ当時この作者の評価の方が周囲よりも高かったのだと思う。それもエッセイや評論といったその時の雰囲気に沿った小品を書けることで、雑誌社に大事にされていた感じがしているな。