「浅原六郎抄」の感想
浅原六郎抄
あさはらろくろうしょう
初出:「文藝首都 第三巻第七号(七月号)」黎明社、1935(昭和10)年7月1日

牧野信一

分量:約5
書き出し:先日銀座で保高さんに遇ひ、文芸首都に何か書くようにと命ぜられた折、わたしは浅原六朗を——と応へた。それより他に誰も思ひ浮ばなかつたのである。畢竟、彼はわたし達の文学生活にとつて忘れることの適はぬ旧友であり、やがてこれからは人生上の歴然たる友達としての行手が待つてゐるのだと、わたしは漸くこの頃になつてはつきりとして来た次第である。何しろわたし達は喧嘩ばかりして、漸くこゝまで達したものとは申せ、わたし...
更新日: 2025/11/02
艚埜臚羇1941さんの感想

  アルコールが 取り持つ 親友と いうのは 昔は よくある 人間関係 だったようだ。精神が 高揚感に あふれ 失言しても 酒精の せいと 濡れ衣を 押し付ける 便利で 重宝な 世渡り術 ともいえた。これに 反して 甘いものを つまみ ながら 糖尿を 恐れずに 喰いまくる 饅頭 友の会 などは 聞いたことも ない。挙げ句の果てに 行き着く先は 揃って 久里浜の 方の 病院に 世話になるのかは 入院を したことが ないので わからない。

更新日: 2017/10/26
c6bb9347aef3さんの感想

親友だよ!という話。

更新日: 2017/06/15
9faefe98cbdeさんの感想

色々なことを語り合って、喧嘩して、でも心の奥底では信頼を感じている。 素敵な関係だなあ。

更新日: 2017/01/17
katayon81201さんの感想

読んでいると、今は会えない学生時代の友人を思い出す、そんな作品。

更新日: 2016/11/24
bdd53005a915さんの感想

変わる者と変わらない者。記憶。変わらない。思い出。在り続ける。