「蚊」の感想
初出:「十三人 第二巻第九号(九月号)」十三人社、1920(大正9)年9月1日

牧野信一

分量:約11
書き出し:若しも貴方が妾に裏切るやうな事があれば、妾は屹度貴方を殺さずには置きませんよ、と常に云つてゐた女が、いざとなつたら他愛もなく此方を棄てゝ行つた。此方こそかうして未練がましくも折に触れては女の事を思ひ出して居るが向うでは……妾は自分の将来を考へなければなりません。貴方のやうな全く取得のない不真面目なさうして涙を持たぬ人はつくづく愛想が尽きたのです。貴方のやうな人と将来を共にするなどゝいふことは、あゝ...
更新日: 2020/11/18
19双之川喜41さんの感想

 呉服屋の わがまま 坊主が  馬鹿面(めん)を 付けて 舞台に 紛れ込む場面は 腹を立てつつも構ってやっている様子が  何とも面白い。 題名の意味が  にわかに伝わってくる わけではないけど 面白いと感じた。

更新日: 2018/03/09
6339415e119cさんの感想

脈絡なく昔のことを思い出したよね あの時は強く心に残って一大事だったけど 蚊に刺されたくらいで忘れちゃうようなもんだよ

更新日: 2015/12/25
478edb459372さんの感想

太宰かと思った。 短い中に沢山の気持ちが交差しているように感じた。