「国貞えがく」の感想
国貞えがく
くにさだえがく

泉鏡花

分量:約56
書き出し:一柳を植えた……その柳の一処《ひとところ》繁った中に、清水の湧《わ》く井戸がある。……大通り四《よ》ツ角《かど》の郵便局で、東京から組んで寄越《よこ》した若干金《なにがし》の為替《かわせ》を請取《うけと》って、三《み》ツ巻《まき》に包《くる》んで、ト先《ま》ず懐中に及ぶ。春は過ぎても、初夏《はつなつ》の日の長い、五月|中旬《なかば》、午頃《ひるごろ》の郵便局は閑《かん》なもの。受附にもどの口にも他...
更新日: 2017/02/15
h2moo4さんの感想

文体に慣れていないのと、この時代の風俗もよく知らない為、情景が想像しにくかったです。 話自体は短いので、内容はわかりますが、文体による雰囲気を楽しめないと、それだけの話かと思いました。 小説と言うよりも戯曲と思って読んだ方が楽しめるかもしれません。