「国語の自在性」の感想
国語の自在性
こくごのじざいせい
初出:「国語特報 第五号」1936(昭和11)年1月

西田幾多郎

分量:約3
書き出し:文化の発展には民族というものが基礎とならねばならぬ。民族的統一を形成するものは風俗慣習等種々なる生活様式を挙げることができるであろうが、言語というものがその最大な要素でなければならない。故に優秀な民族は優秀な言語を有《も》つ。ギリシャ語は哲学に適し、ラティン語は法律に適するといわれる。日本語は何に適するか。私はなおかかる問題について考えて見たことはないが、一例をいえば、俳句という如きものは、とても...
更新日: 2019/11/08
19双之川喜41さんの感想

 ドイツ語は 馬と話す言葉というのは 実感がある。 フランス語は 恋をささやく言葉とは 異論が すくないだろう。 イタリヤ語は 歌を唄う言葉とは なるほと。 中国語は 遠くにいる人と 話す言葉かもしれないと思った。

更新日: 2016/09/10
2ae781e1191fさんの感想

短い文章の中に、日本語の魅力がぎゅっと詰まってます。特に俳句に関する考察の、 現実の中に無限を掴むーに感銘を受けました。

更新日: 2016/09/03
芦屋のまーちゃんさんの感想

ギリシャ語=哲学 ラテン語=法律 に適する 日本語は? 俳句のような表現に適する と筆者は言う 私は ドイツ語=男性的 フランス語=女性的 にきこえるが、果たして、 我らが日本語は他国人にどのように 聞こえるのだろうか? 同じアジアのハングル語に比べたら 女性的に聞こえるのではないか?と 思う 俳句の世界は女性的だと私は思う 日本人は愛を語るのは苦手な国民性だがその反面、死生観はしっかりしている

更新日: 2015/03/24
25439c00ff5dさんの感想

グローバル化において自己のアイデンティティーを説明するためにも古典を学ぶ理由があるし、国内においても活躍出来る人材であることが前提でも古典を知ってることで同族的信用を得られるだろう