「黒猫」の感想
黒猫
くろねこ
初出:「フィラデルフィア合衆国土曜郵便」1843年8月19日号

ポーエドガー・アラン

分量:約26
書き出し:私がこれから書こうとしているきわめて奇怪な、またきわめて素朴《そぼく》な物語については、自分はそれを信じてもらえるとも思わないし、そう願いもしない。自分の感覚でさえが自分の経験したことを信じないような場合に、他人に信じてもらおうなどと期待するのは、ほんとに正気の沙汰《さた》とは言えないと思う。だが、私は正気を失っている訳ではなく、——また決して夢みているのでもない。しかしあす私は死ぬべき身だ。で、...
更新日: 2025/03/07
上手いさんの感想

猫の復讐

更新日: 2025/01/07
9692755709e7さんの感想

なんとも言えない気持ちになった。 あまり本を読まない自分には少し難しい話であるな、と感じたが主人公はとても酷い人間であると思う。 実際、酒を飲むだけでここまで行く人間は少ないのだろうが、将来酒を飲む気は少し失せた。 主人公はきっと、動物に対する慈愛ではなく、加虐性、支配欲を持ち合わせていて、酒によりそれが露見してしまったのかなと思ったり。 魔女の使いではなく、地獄の使いの猫であったのかもしれないな

更新日: 2024/08/01
59556f4dc7e6さんの感想

恐怖より怒りがわいてくる。 感情にまかせて罪を重ねておきながら、「魂の重荷を降ろしたい(楽になりたい)」「酒のせいで駄目になった(本当の自分はこんなんじゃない)」「畜生ごときが神の似姿を持つ人間に…」などなど聞くに耐えない言葉ばかり口にする。 地獄でひどい目にあってほしい。

更新日: 2023/11/18
b3e37de5f3fdさんの感想

サクッと読めてじっとり怖い。 短編の良い所が詰まった作品だと思う。

更新日: 2023/11/08
8eb05d040692さんの感想

ホラーな話しなんだろうけど、ちょっと胸くそ悪くなりました

更新日: 2023/03/11
やちまるさんの感想

人の狂っていく様と一人称の心理描写が秀逸で恐ろしすぎる。 アルコールや加齢により脳の機能が低下することで、セルフコントロールが効かなくなっていく。 脳を鍛えるためにも、沢山本を読み思考しよう。

更新日: 2023/02/17
3b8e61f9f4dcさんの感想

主人公がだんだん破滅していくのが面白い。ちょっとこの狂った感じが好き。 後で飼った黒猫のむねの模様が主人公の行き着く先の絞首台なのも皮肉っぽくて面白い

更新日: 2022/11/27
8211dbf5f2f8さんの感想

すごい。好き

更新日: 2022/06/20
阿波のケンさんさんの感想

大作家先生の良く出来た作品だが…心が荒む。

更新日: 2022/03/30
d0a1ebb038a0さんの感想

一番好きな小説。怖い内容だがとてもひき込まれてしまう

更新日: 2022/02/22
2975a58207ebさんの感想

どんどん狂って行く感じが怖くて面白い 作者紹介のとこをみると作者もアルコール中毒みたいになってたんだな… たまたま今日が猫の日だということに気付いて少しぞっとしました

更新日: 2021/06/10
8703229757ceさんの感想

狂った人目線なのがいい 死体を隠す方法好き にゃんこ可哀想

更新日: 2021/06/10
9f6ed713eeaeさんの感想

わかりやすく、さらっと読めた。ミステリーやホラーは世の中にあふれているけど、殺人者の主観で描かれている点が、小説として面白い。最後の告白に、ハッとさせられる読者は多いはず。 犯罪者の心理に興味を惹かれるような作品でした。個人的に『24人のビリー・ミリガン』が好きなので、面白かったです。動物虐待の描写は詳細ではないけれど、気分悪かったです。

更新日: 2021/04/12
b53e79cfe52cさんの感想

江戸末期の作品だが壁の新しいのは刑事には分かり死体を塗り込めた可能性を疑われたはず。まあ小作品だな!

更新日: 2021/04/11
Reiaさんの感想

短かったから読んでみた。 主人公の狂い具合がすごくて面白かった。

更新日: 2021/02/19
405c642438c2さんの感想

キチガイの話だな。面白いと思うわな。

更新日: 2020/12/01
19双之川喜41さんの感想

 愛猫家には 酷な話である。 2匹と1人が 殺されてしまう。 心理描写が 巧みであるとも 感じた。 猫の仕草は ありそうに 書き込んであり 感心させられる。 心の底では 誰か止めてくれと 叫んでいたのではと 思った。

更新日: 2020/10/16
煬愍(ようびん)さんの感想

 タイトルだけは知ってた作品だけど、わたしにはよく分かりませんでした。江戸川乱歩がペンネームにするくらいの人の作品だから、何か凄いところがあるんだろうけど、リアリティにとんだ、主人公の精神の異常性と破滅を書いた、ありがちな話に思えました

更新日: 2020/09/03
496b7f29770aさんの感想

動物が好きで、妻とも仲が良かったはずなのに、どうしてこうなってしまったのか…… 語るに落ちるではないが、下手なことを喋った故に事件が発覚するのは、多少滑稽さを感じた。が、あの瞬間のあの声と黒猫の目は、ある種、怪談のような恐ろしさを感じた…… 主人公の狂気(アルコール中毒の天の邪鬼だからで片付けてよいとは思えない……)と黒猫の異質な存在感は読んでいて背筋が凍るようであった。

更新日: 2020/07/23
baff4120b14bさんの感想

面白かった。 なんかこれで終わりかって感じが凄かった。 なんで主人公は癇癪持ちになってしまったのかは分からないが、ある本でサイコパスは昔とても優しい人間と書いてあったことを思い出した。 もしかしたら彼はサイコパスだったのではとこの本を読みながら思いました。