「あやかしの鼓」の感想
あやかしの鼓
あやかしのつづみ
初出:「新青年」1926(大正15)年10月

夢野久作

分量:約102
書き出し:私は嬉しい。「あやかしの鼓《つづみ》」の由来を書いていい時機が来たから……「あやかし」という名前はこの鼓の胴が世の常の桜や躑躅《つつじ》と異《ちが》って「綾《あや》になった木目を持つ赤樫《あかがし》」で出来ているところからもじったものらしい。同時にこの名称は能楽でいう「妖怪《アヤカシ》」という意味にも通《かよ》っている。この鼓はまったく鼓の中の妖怪である。皮も胴もかなり新らしいもののように見えて実...
更新日: 2024/11/03
0564387edc84さんの感想

あやしい文体に引き込まれる。 最後、一体誰が新聞に情報を売ったのか? それすらも主人公の妄想なのか? あやかしの鼓に気を狂えてしまったのか。

更新日: 2020/04/22
c2d745c0e62bさんの感想

身の毛もよだつ話であると同時に、全ての登場人物が深い愛を持っていた、というのが面白かった。 不気味さが文字だけでヒシヒシと伝わってきた。

更新日: 2018/02/15
454849f5fcb1さんの感想

最終の一行が感無量である。

更新日: 2017/04/30
456e94a2268cさんの感想

まさしくも奇談といえる作品。おそろし。

更新日: 2016/04/29
6da7b9ca5a0aさんの感想

書簡形式を活かした、最後の一文が与える虚無感が素晴らしいです。

更新日: 2015/08/20
182cc4831aafさんの感想

文体がよい

更新日: 2015/07/26
7f4a0e1743b9さんの感想

苦悩する主人公の姿が垣間見れました。