小川未明
生きるのに四苦八苦するすずめに、自分自身、ひいては現代人を重ねるべきか。 どんなにうらやましくたって、こうして自分なりに生きていくほかないのです。 苦労したその先に、何にもないかもしれない。報われる日がいつまでたっても来ないかもしれない。けれど、毎日をこうして過ごすことに、それ自体に価値を見出すことが出来るのではないでしょうか。