「自由」の感想
自由
じゆう
初出:「童話文学」1929(昭和4)年4月

小川未明

分量:約10
書き出し:街《まち》の鳥屋《とりや》の前《まえ》を通《とお》ったとき、なんという鳥《とり》か知《し》らないけれど、小鳥《ことり》にしては大《おお》きい、ちょうど小《ちい》さいはとのような形《かたち》をした鳥《とり》が、かごの中《なか》にいれられて、きゅうくつそうに、じっとしていました。黄色《きいろ》なくちばし、その鈍重《どんじゅう》なからだつき、そして、たえずものおじする、つぶらな黒《くろ》い目《め》を見《...
更新日: 2021/06/09
阿波のケンさん36さんの感想

籠の鳥を逃して大空を羽ばたかせてやりたい。これも人間の一方的な思い込みかも知れない。鳥にとっては餌のとり方から学ばなければならない。親も仲間も居ない。天敵はいる。しかも傷ついた身、籠の鳥が幸せだったかも知れない。