「櫛」の感想
櫛
くし
初出:「文章世界」1908(明治41)年7月号
小川未明
分量:約4分
書き出し:
町から少し離《はなれ》て家根《やね》が処々《ところどころ》に見える村だ。空は暗く曇っていた。お島《しま》という病婦が織っている機《はた》の音が聞える。その家の前に鮮かな紫陽花《あじさい》が咲いていて、小さな低い窓が見える。途《みち》の上に、二人の女房《かみさん》が立って話をしている。「この頃は悪い風邪が流行《はやり》ますそうですよ。」「そうだそうですよ、骨の節々が痛むんですって。」陰気な、力なげな...
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更新日: 2020/11/18
19双之川喜41さんの感想
何故か解らないけど 心に残る。 櫛を 本当に落としたのかは 謎である。 童話作家が 書くと こうなると感じた。
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