「凍える女」の感想
凍える女
こごえるおんな
初出:「三田文學」1912(明治45)年1月号

小川未明

分量:約27
書き出し:一おあいが村に入って来たという噂が立った。おあいを見たというものがある。また見ないというものがある。見たという人の話によると、鳥の巣のような頭髪《かみのけ》を束《つか》ねて、顔色は青白くて血の気のない唇は、寒さのためにうす紫色をしていた。背には乳飲児《ちのみご》を負《おぶ》って、なるたけ此方《こっち》の顔を見ないように急いで、通り違ってしまった。きっと、森の中の家に来ているのだろうといった。村の北...
更新日: 2020/11/18
19双之川喜41さんの感想

 森の中の廃屋に 背に乳飲み子を背負って 通って来る女の行く末が 肝となっている。 報恩ものとも 言えず あまり期待を持ちすぎないで 読んだほうが 良いかもしれないと感じた。