「過ぎた春の記憶」の感想
過ぎた春の記憶
すぎたはるのきおく
初出:「朱欒」1912(明治45)年1月号

小川未明

分量:約15
書き出し:一正一《しょういち》は、かくれんぼうが好きであった。古くなって家を取り払われた、大きな屋敷跡で村の子供|等《ら》と多勢《おおぜい》でよくかくれんぼうをして遊んだ。晩方《ばんがた》になると、虻《あぶ》が、木の繁みに飛んでいるのが見えた。大きな石がいくつも、足許《あしもと》に転がっている。其処《そこ》で、五六人のものが輪を造って、りゃんけんぽと口々に言って、石と鋏《はさみ》と紙とで、拳《けん》をして負...
更新日: 2020/12/15
19双之川喜41さんの感想

 「りゃんけんぽと言って拳に負けた者は鬼になった。」 正一は 屋敷跡でかくれんぼうをする。 太宰の「女生徒」の冒頭も かくれんぼである。 詩情あふれると感じた。

更新日: 2015/11/13
fb6f0d3288b6さんの感想

何の気なしに読んでしまったけどちょっと背筋の冷えるかんじ…