小川未明
亡き姉をことのほか慕う二郎は 山の池で 姉に再会したような気がした。 それを聞いた両親は 池に行くことを 禁じたけど 二郎は 池に浮かんだ帽子を残して 神隠しにあう。 村人は 以来 山の池に 稚子ヶ淵と名をつける。詩情溢れると感じた。
怖いですね、やまのなかのいけ、ネムノキ、 風、夜、音、鳴き声、これだけそろえば無気味です。わたしのいなかにも、似たような山の中にいけがあります。夏の夜にふさわしいお話し!