真の偉大さを隠し持っている人同士の邂逅だな
空襲直後の上に慣れない土地で、まだ寒さの残る3月。私だったら心細くてたまらないと思う。でも無事宿泊できて良い出会いもあった。読後は何とも言えない安心感を覚えました。
簡単な言葉で書かれているので読みやすい作品。戦時中の話だけど重い話ではなく、ただその時代の日常って感じです。戦争の時の雰囲気もちゃんと出てますし、気軽に読める戦時の小さな物語。
初めてこの作者の文章に触れました。科学者らしい むだな飾り気のない 爽やかな言葉で綴られていて とてもよみやすかった。 困窮した庶民の生活の中にも ささやかな将来への希望を 見つけた あたたかい気持ちになる作品だと思いました。