「南画を描く話」の感想
南画を描く話
なんがをかくはなし
初出:「中央公論」1941(昭和16)年7月1日

中谷宇吉郎

分量:約33
書き出し:昨年の春から、自分では南画と称しているところの墨絵を描くことを始めた。南画を描くなどというと、段々年をとると、油絵よりも墨絵の方が良くなるそうだねなどと冷《ひや》かされることもある。しかし私の場合は、そういう趣味が枯れて来たなどという洒落《しゃ》れた話ではなく、もっと現実な理由があるのである。それはこの頃のように段々忙しくなって来ては、どうにも油絵など描いている閑《ひま》はなくなってしまったからで...
更新日: 2022/03/09
8702fcaf2228さんの感想

名句すぎてるな最後のやつ

更新日: 2019/10/13
19双之川喜41さんの感想

 人は  誰の頭の中にも 絵を鑑賞するための琴糸のようなものがあり 画家は その糸を共鳴させるために 腕を振るうと言う。 南画のみならず 文章や 芸術一般にも あてはまると愚考した。