「かぶらずし」の感想
かぶらずし
かぶらずし

中谷宇吉郎

分量:約2
書き出し:金沢の郷土の漬け物に、かぶらずしというものがある。大きいかぶらを、厚さ一センチくらいに切り、中に切れ目を入れて、その中に塩ブリをはさむ。それを重石《おもし》を強くしてこうじでつけたもので、非常にうまい漬け物である。北陸地方では、すしといえば、たいてい押しずしであって、江戸風の握りずしは、近年になって、はいってきたものである。普通は米の上にマスやサバあるいはイワシを乗せて押したものであるが、米のかわ...