文中にある平湯、上高地には行ったがこの温泉には行ったことがない。観光コースから外れているのかな?少し時代を溯ればこう言う雰囲気。返って憧れるな。
雙喜 崖下の渓間に宿四軒蕎麦屋二軒小店一軒狭いところにたつ。局-所在地から八里の上りで乗鞍岳の北麓で海抜およそ五千尺春五月から秋十一月に開きその他の季節には宿人は三里したに下ってしのぐ。白骨温泉は胃腸に効くこと日本一という。混み合うので畳一畳人一人となったりする。若者達は裸のママ湯船から湯船を巡り歩いて高歌放吟を尽くす。唄うのは木曽節伊那節。今はどうなっているのか。是非とも訪れてみたいと感じた。
初雪を見ながら温泉。当時はそこに行くまでが大変な苦労たけど、湯に入ればそれも報われるのかも。
何十年も前、白骨温泉のあたりをバイクツーリングしました。その際、作品に出てくる稲刻に抜ける細く長いトンネルを通りましたがガソリンが切れそうになり、後からは車がビュンビュン来るしで大変怖い思いをしたのを懐かしく思い出しました。作中にある宿の温泉には浸からなかったのですが、近くにある無料の露天風呂に入って寛いだのは良い想い出です。 牧水は20日程温泉療養したあと100キロを超える道程を元気に歩いていることから、やはり本当に胃腸に効能があるのだと思います。今度、ゆっくり行って見たいものです。