「二十三夜」の感想
二十三夜
にじゅうさんや

萩原朔太郎

分量:約9
書き出し:『エ、おい、べら棒な。恁《か》う見えても急所だぜ。問屋の菎蒻《こんにやく》ぢやあるめいし、無價《ただ》で蹈まれて間に合ふけえ』。大泥醉《おほへべれけ》の粹背肌《いなせはだ》、弓手を拳で懷中《ふところ》に蓄へ、右手を延ばして輪を畫くと、手頸をぐいと上げて少し反身のかたち。向合て立つたのは細目の痩形、鼻下に薄い八字を蓄へて金縁の眼鏡が光る、華奢のステツキに地を突いて、インバネスの袖を氣にしながら對手が...
更新日: 2025/10/22
艚埜臚羇1941さんの感想

  足を 踏んだで 人混みで 喧嘩が 始まって しまった。喧嘩の 場面が 文章と なるのは あるには あるけど このように 延々と 繰り 広げられるのは 寡聞にして 読んだことはない。弱気な 色男は 逃げてしまったけど 止めに 入った のかもしれない いい女が 芳さんと どんな 関係なのか とんと 判らない。