萩原朔太郎
足を 踏んだで 人混みで 喧嘩が 始まって しまった。喧嘩の 場面が 文章と なるのは あるには あるけど このように 延々と 繰り 広げられるのは 寡聞にして 読んだことはない。弱気な 色男は 逃げてしまったけど 止めに 入った のかもしれない いい女が 芳さんと どんな 関係なのか とんと 判らない。