萩原朔太郎
雙喜 聖夜祭は 異国だけの うらやましい 憧れの 風習だった ことは あった ようだ。風琴を 弾いて 聖夜歌を 奏でるなどは 幼子の 憧れと 羨望の 的で 等しく 愉しむ などは 夢の また 夢だった。ときは流れ 家族で 定番の ケーキを 用意し 内輪で 祝う 落ち着いた 年中行事と 進化した。寂しい 聖夜を 送らざるを 得ない 人びとは それでも 無視は できないと 感じた。07:15