「単純な詩形を思う」の感想
単純な詩形を思う
たんじゅんなしけいをおもう

小川未明

分量:約5
書き出し:極めて単調子な、意味のシンプルな子守唄《こもりうた》が私の心を魅《み》し去ってしまう。そして、それをいつまで聞いていても、私は、この子守唄を聞くことに飽《あ》きない。しかも、それを歌っているものが、無智の田舎娘であるなら、なおさら好い。青い海のような空に、月が出て、里川縁《さとかわふち》の柳の木の枝についている細かな葉が、風に戦《そよ》いで、うす闇の間から、蝙蝠《こうもり》が飛び出て来る。まだ西の...
更新日: 2016/05/15
芦屋のまーちゃんさんの感想

シンプルであることは、詩歌の分野だけに留まらず、ビジネスにおけるプレゼンテーションにおいても重要であることを偶然今日本屋で知った。 プレゼンテーションの極意、のようなタイトル本を数冊読んだ。 パワーポイント、などのPCツールはビジネスのみならず、学生の間でも欠かせないアイテムである。 ところが、やたら一枚のページに情報を書き込みすぎてしまう。 文章を書くなんて論外で、箇条書きも駄目のようだ!キーワードだけを大きく表示するのが極意のようだ。 シンプルプレゼンというらしい。 子もり歌と同じだ。心地良い。 否、受講者が眠らないプレゼン極意なので子もり歌では元も子もなさすぎる。