「学究生活五十年」の感想
学究生活五十年
がっきゅうせいかつごじゅうねん
初出:「思想 三一九」1951(昭和26)年1月

津田左右吉

分量:約31
書き出し:学問上の閲歴のようなものを書けという『思想』の編輯部からの話があった。これまでもあちこちから同じことをしばしば勧められたが、いつも書く気になれなかった。人に語るほどの閲歴もないし、久しい前のことは記憶もはっきりせず、その上に、じぶんのことを書くのは書きにくくもあるので、筆をとりかねたのである。それに、ぼくがいくらか学問上のしごとをしたとするにしても、その大部分は一般の学界とは殆《ほとん》どかかりあ...
更新日: 2020/04/23
19双之川喜41さんの感想

 現在の 上野の 国際子ども図書館の前身が  いわいる  音楽学校の前にある 木造の図書館に 当たるのかどうかは  はっきり分からないけど 津田は  数年間図書館通いをし 大学図書館の本も  教授の名で  借りてもらって いたようである。 読書環境が劣悪でも  偉くなる人は 偉くなると思った。

更新日: 2017/04/19
b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の学究生活五十年は、津田左右吉のこれまでの勉強の仕方について概述したもの、若い頃意味も分からず読んだ多くの本。白鳥庫吉のお陰で研究家になったこと、歴史史料を批判的に読む事によって、刮目できたこと。最後にはシナ思想の研究家になった。