「歴史の矛盾性」の感想
歴史の矛盾性
れきしのむじゅんせい
初出:「史苑 二ノ一」1929(昭和4)年4月

津田左右吉

分量:約29
書き出し:歴史の領域は過去にある。これは何人にも異論のないことであろう。しかし、過去は過去として初から固定しているものではなく、断えず未来に向って推移してゆく現在の一線を越えることによって、未来が断えず過去に化し去るのである。これもまた明白なことである。ただ歴史の取扱う過去は、単なる時間としての過去ではなくして、過去となった人の生活である。ところが、生活は未来に向って進んでゆくのがその本質である。断えず未来...
更新日: 2021/05/24
19双之川喜41さんの感想

 歴史を 徒に懐古の料としたり 過去を固定したものと誤想して 未来にまで 持続すると妄想してはいけない。 過去▫現在▫未来は 恒に 動的なものと 認識すべきであると説く。

更新日: 2017/07/24
b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の歴史の矛盾性は、歴史とは過去の生活を調べて甦らせるものである。