「社会事情と科学的精神」の感想
社会事情と科学的精神
しゃかいじじょうとかがくてきせいしん
初出:「科学ペン」1937(昭和12)年3月

石原純

分量:約24
書き出し:近時において世界はあらゆる混乱に陥り、すべての国家は険悪な難路を歩みつつあること周知のごとくである。我々の周囲においても思想の錯雑紛糾せること今日のごときは未だかつて見ないといってよいほどであり、したがってすべての人々がこれに多大な関心をもたないわけにゆかない有様になっている。しかも最も恐るべきことには、我々を取り囲むところの全雰囲気がいつかしら一定の偏向を示そうとするかのごとくに見えるのである。...
更新日: 2016/08/05
36eac55cd2c0さんの感想

社会事情の中で悶々とした苦しみが書かれている。政治がのしかかっている。現在の原子力政策化石燃料依存の社会が重なりあって、しかも遠慮しながら書いてある。そう思うのは私だけだろうか。