迷信で人が亡くなるとは悲しい。 人々が頭が良くなっていくのを阻止するために、迷信や占いが跋扈するようになったというのなら、また悲しい。 しかし、全ての迷信を蔑ろにしてはいけないような気もする。悪意ある迷信と、善意からの迷信、判断は難しい。
明治期の文化の移り変わりの様子を書いている。やや外来文化も取り入れてみてはという推進書き。
昔とは比べ物にならない情報社会に、誰もが物知り顔で闊歩する現代だが、一皮むけばこの本が書かれた大正時代とまるで変わらぬ人々が一定数いる。 東日本大震災であらぬ流言飛語に惑わされた、この本の言葉を借りれば「愚人」がたくさんいた事を思い出す。 時代を通じて考えさせられた。
安部晋三に読ませたい。
安倍晋三によませたい゜