「改善は頭から」の感想
改善は頭から
かいぜんはあたまから
初出:「活人」1926(大正15)年

丘浅次郎

分量:約10
書き出し:一昨年は二十歳の娘で自殺をしたのが幾人もあった。その理由は、丙午《ひのえうま》の年であるために、縁が遠いのを苦にしてである。まだ年の行かぬ中はさほど気にも止めずにいたのが、そろそろ嫁入りをする年頃になって、こちらで良いと思う縁談を先方から素気なく断られてみると、これではとても善い所へは片付けぬと一途に思い込み、猫入らずを飲むに至ったのであろうが、世の中にこのくらい、不憫なことがまたとあろうか。丙午...
更新日: 2019/06/14
f30851ceae88さんの感想

迷信で人が亡くなるとは悲しい。 人々が頭が良くなっていくのを阻止するために、迷信や占いが跋扈するようになったというのなら、また悲しい。 しかし、全ての迷信を蔑ろにしてはいけないような気もする。悪意ある迷信と、善意からの迷信、判断は難しい。

更新日: 2015/12/13
bfcb9a4bb10bさんの感想

明治期の文化の移り変わりの様子を書いている。やや外来文化も取り入れてみてはという推進書き。

更新日: 2015/12/11
graさんの感想

昔とは比べ物にならない情報社会に、誰もが物知り顔で闊歩する現代だが、一皮むけばこの本が書かれた大正時代とまるで変わらぬ人々が一定数いる。 東日本大震災であらぬ流言飛語に惑わされた、この本の言葉を借りれば「愚人」がたくさんいた事を思い出す。 時代を通じて考えさせられた。

更新日: 2015/12/06
57ec456b2d31さんの感想

安部晋三に読ませたい。

更新日: 2015/12/06
76fb22cdfb0fさんの感想

安倍晋三によませたい゜