「洞爺湖の伝説」の感想
洞爺湖の伝説
とうやこのでんせつ
初出:「北海道風物誌」楡書房、1956(昭和31)年8月

知里真志保

分量:約2
書き出し:虻田の村の酋長の妻が或る時突然病んで、どんなに加持祈祷しても験がなく、病は重くなるばかりだった。その頃豊浦の村に洞爺湖の主を憑神にもつ有名な巫女が居たのでそれに巫術をさせたら、やがて神がかりの状態になって次のように謡い出した——サアエエサアオオ俺の支配する湖のまん中に俺はぽっかり浮上がった寒いぞよ寒いぞよ湖の上へ湖の下へあたまの白波を従えて俺は泳いでいる寒いぞよ寒いぞよ火を焚け火を焚け——こう云っ...
更新日: 2016/11/07
dba95beb195fさんの感想

洞爺湖マラソンに出ていた時期があったので気になって読んでみた。トンでも展開に思わず二度見。伝説って面白いなぁ…(^^; 名前の由来のくだり、こういう事を書くと同氏の《『愛国心』私はこう思う》にある通り、「やれ偏狭だの思い上がってるだの」と言われてしまうのかしら… 前半、後半ともに面白かったです。