「敗れて帰る俺達」の感想
敗れて帰る俺達
やぶれてかえるおれたち
初出:「戦旗」1929(昭和4)年3月号

三好十郎

分量:約3
書き出し:涙は頬っぺたで乾いた怒りは胃の底によどんだにがいにがい空っぽの胃の底に。俺達は負けた、おお負けてしもうた。俺達は負けた!おお此の歩いて帰る足の重さよ。憶えて置こうぞ、此の足の重さ聞いて呉れよ、しょびいて行かれた伜よ冷たい監房の壁の側でなうなだれて帰る親父の足音をよ。お前のおふくろが咳に攻められて寝てる暗い家まで半里だ。青い空に赤い旗のビラビラなびくモスコー迄は五千里だ。拳の指からにじみ出る血をこの...
更新日: 2016/02/24
a98a2cd23bf1さんの感想

中間部の 女性の声が 胸に響きます。 この作者の作品は 初めて読んだので このようなものがあるとは 知りませんでした。

更新日: 2016/02/24
7b24beb875ccさんの感想

何に負けたのか?共産党員とは死語になりつつある。北朝鮮や中国がグローバルには支持されぬ。資本家の勝利!富める者が常に勝利者なり。