「横顔」の感想
横顔
シルーエット
初出:「戦旗」1930(昭和5)年6月号

上田進

分量:約2
書き出し:1壊滅した——と言うそうかも知れないと思う健在だ——と言うそうかも知れないと思う地下に追込められたものは益々深く地下に潜り込んだのだ俺達にはてんで見当がつかなくなったのだ2汽笛《ボー》の白い蒸気が灰色の空にちぎれ飛んだ午前六時の川風が雪交りの雨を赤煉瓦に叩きつけ脂染《あぶらじ》みた硝子窓をゆすぶった肩をすぼめた俺達の行列が鉄門の外にまだ長くつづいていた3泥んこの通路《みち》がやけに癪に触る癪に触る...
更新日: 2018/02/28
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