「私の子供時分」の感想
私の子供時分
わたしのこどもじぶん
初出:「龍文 沖縄県師範学校附属小学校創立四十周年記念誌」1921(大正10)年11月20日

伊波普猷

分量:約22
書き出し:一私の子供の時分のことを書いてくれとのことであるが、当時の事はおおかた忘れてしまって、記憶にのこっている部分はいたって少い。私の生れたのはもう三年経つと沖縄が廃藩置県になるという明治九年のことだ。その頃の沖縄といえば、熊本鎮台の分遣隊が古波蔵村に置かれるやら、松田がやって来るやらで、随分物騒であったろうが、残念ながら当人はそんなことなぞ覚えていようはずがない。物心が付いた時分、私の頭に最初に打込ま...
更新日: 2023/10/27
a9b2be4143a4さんの感想

昔の沖縄文化が知れて良かった一方で。 人間の欲というかなんというか 現代人のフリがしたくて文化を蔑ろにし、そしてまた時が経ち、現代人のフリがしたくてまだ残る文化を保護しようとしたがる ヒトはどこにむかうのだろう