娘が生きてて欲しいな。 この老夫婦、お参りもあまり行ってなかったみたいだし、元々、信心少ないよね。神様から授かった娘を売るのもわかる気がした。
絵入りの蝋燭は 漁師の御守りにもなるので 良く売れた。 老夫婦は 香具師に 人魚を売り飛ばす。 檻に入れられる寸前 あわただしく 赤色だけ塗った。 髪の濡れた女が その赤い蝋燭を買いに来る。 そして 海が荒れる。 老後の生活資金のこともあり 責められない。 寂寞とした 海の描写が凄いと感じた。
小さいころに読んで、題名だけ覚えていたので約五十年ぶりに読んでみましたが、やはり悲しい人間の欲が書かれてありました。(*T^T)
最後、娘はどうなったのだろう。悲しい結末。
悲しい。