「交友録より」の感想
交友録より
こうゆうろくより

室生犀星

分量:約3
書き出し:萩原朔太郎二十年の友。性格、趣味、生活、一つとして一致しないが、会へば談論風発して愉快である。それに僕といふ人間を丁寧に考へてゐて何時も新しい犀星論をしてくれるが、萩原自身からいふと室生はおれを分つてゐないといふ。どうもそれは本統らしい。萩原のことを小説に書いて叱られたこともなければ、ほめられたこともない、僕は書きすぎて一人の親友に済まぬ許してくれといふ気持でゐることがある。ところが彼の論文や感想...
更新日: 2018/03/31
いちにいさんの感想

室生犀星の何から読もうか?と思ったが、先ずは短い「交友録」から 犀星たるもの、詩人馬鹿なら孤独を愛すると思いきや、萩原朔太郎や北原白秋なる天才とも交友していたようだ もっとも、常識的な交友では無いだろう 意見の相違があれば永遠に平行線だろう 紛らわしい世間体なる「他人に成ります行為」も彼らには必要ない 主体的コミュニケーションあるのみ

更新日: 2018/01/28
d159fcfd5bb1さんの感想

萩ちやんをぢさん、可愛らしい呼び名だなぁ