「和製椿姫」の感想
和製椿姫
わせいつばきひめ
初出:「仮面 三巻三号」1948(昭和23)年5月号

大倉燁子

分量:約23
書き出し:1私が玄関の格子を開けると、母が馳け出して来て、「御殿山の東山さんからお使いが見えたよ、今朝っから、三度も」と急きこむように云った。「どんな御用?」「重大事件なんだって、至急、御相談したいから、日名子さんがお帰りになったら、直ぐお出で下さるようにって」「事務所の方に電話くれればいいのに——東山さんなら事務所から直接行った方がずッと近いのにねえ」と、私は気が利かないじゃないかと云わないばかりの口吻で...
更新日: 2021/01/14
19双之川喜41さんの感想

 筋はあるけど 詩情がすくない。 深刻な認知症で 自分は 椿姫であると 思い込んでいる女が さらわれてしまうのを さがしだす。 あえて 読むほどの ものとも 思えない かもしれないと感じた。