「鳩つかひ」の感想
鳩つかひ
はとつかい
初出:「富士 九巻八号」1936(昭和11)年7月号

大倉燁子

分量:約37
書き出し:悪魔の使者「くそッ!また鳩だ。これで四度目か」立松捜査課長は、苦り切った表情で受話機を切ると赤星刑事を顧みて、吐き出すようにそう言った。平和の使者と言われる鳩が、悪魔の使となって、高価な宝石を持つ富豪の家庭を頻々と脅かしているのである。この訴えを聞いてから早くも一カ月余りになるが、未だに犯人の目星さえつかず、あせりにあせっている矢先、またしても今の訴えだ。「今度は誰です?」赤星刑事は、眼を輝かしな...
更新日: 2022/02/14
19双之川喜41さんの感想

 鳩の宅急便で 普通は通信文を入れて 運ばせる 筒に  宝石を 入れて 飛ばす という  奇抜な アイデアをもとに  展開する。 多くは 謎解き小説は  興味を  最後まで 持続させるために  枝葉の文に 話を盛るけど 本作品も そうであると感じた。