「銭形平次捕物控」の感想
銭形平次捕物控
ぜにがたへいじとりものひかえ

310 闇に飛ぶ箭

310 やみにとぶや初出:「報知新聞」1953(昭和28)年7月

野村胡堂

分量:約136
書き出し:凉み舟一「大層な人ですね、親分」兩國橋の上、ガラツ八の八五郎は、人波に押されながら、欄干《らんかん》で顎《あご》を撫でてをります。「まア、少し歩けよ。橋を越せば、一杯呑む寸法になつてゐるんだ」錢形平次は、泳ぐやうに近づいて、八五郎の袖を引きます。引つ切りなしに揚がる花火、五|彩《さい》の火花が水を染めて、『玉屋ア、鍵屋ア』といふお定まりの褒め言葉が、川|面《づら》を壓し、橋を搖るがして、何時果つべ...
更新日: 2017/01/27
笛吹き娘さんの感想

なぜ、り組の若い衆は橋の上の下手人がお銀であることに気づかなかったのか?髪はかつらをつけていたとしても、顔は?お化粧で化けるにしても程度があったと思う。白粉はつけてなかったというし、目鼻立ちや輪郭は変わらない。お銀にお金で買収されたというのも無理がありそう。