「泥葬」の感想
泥葬
でいそう

竹内浩三

分量:約2
書き出し:われ、山にむかいて、目をぞあぐる。わがたすけは、いづくよりきたるならん。(讃美歌第四百七十六)腐り船鼻もちならねえ、どぶ水なんだ。屍臭を放つ腐り船が半《はん》沈みなんだ。青みどろなんかが、からみついてるんだ。舷側にたった一つ、モオゼのピストルが置いてあるんだ。しかも、太陽はきらきらしているんだ。星夜月はないけれど、星が一杯かがやいていた。気色のわるいほど、星には愛嬌があった。ぼくは、ワイシャツのは...
更新日: 2015/09/19
c7b0657c2baaさんの感想

「泥葬」のもつきたなさとうつくしさ