片岡義男
年上の美女と芸術家タイプの男の会話が軽快で、さりげなく、高度成長期の昭和の躍動がバックグラウンドとして感じられる。素敵な恋の物語。但し、親友の母親はどうかと思うが。家の間取りの描写に何時もながら想像心を掻き立てられる。片岡さんの作品に似合う 音楽は、スタン ゲッツのジヤズサンバとかジョビンのボサノバ。
あとがきにもあるが、それぞれの話に全て「家」が細かく描写されている 色々な恋愛模様が読めて良い