「乱歩氏と私と」の感想
乱歩氏と私と
らんぽしとわたしと
初出:「探偵作家クラブ会報」1954(昭和29)年10月

野村胡堂

分量:約2
書き出し:江戸川乱歩氏と初めて逢ったのは、今から三十年ほど前の、報知新聞社の応接間であった。私はその頃報知新聞の学芸部長であり、江戸川氏は新進の作家で、その探偵小説は読書界の驚異の的であった。私は写真報知という旬刊誌の編集を監督し、実際の編集は中代冨士男君や亡くなった佐近益栄君がやっていたが、写真報知に短篇連載を書くことになった江戸川氏と、打合せをする必要があり、中代君あたりが、誘って来てくれたようである。...
更新日: 2019/10/25
19双之川喜41さんの感想

 胡堂と乱歩は 共に 黒岩涙香の愛読者とは 知らなかった。 どの辺りが 琴線に 触れたのか 知りたいところである。 涙香の 蔵書目録の交換をしてたとは 微笑ましいと感じた。