「鮑の水貝」の感想
鮑の水貝
あわびのみずがい

北大路魯山人

分量:約2
書き出し:あわびの水貝は、あわびを切っただけでよいようなものであるが、これは元来、江戸前の料理だ。それと言うのも、関西にあわびがないからだ。あわびにかぎらず、貝というものは、東京を本場としなければならない。東京のほうは品物も豊富なので、料理法も心得ている。私どもも、そのコツは江戸前の料理から覚えたのだが、あわびの水貝料理は、あわびを固くすることが秘訣だ。まず生きのいい雄貝を塩をたくさん使って揉む。そうすると...
更新日: 2020/12/05
19双之川喜41さんの感想

 鮑に雌雄があるなんて 知らなかった。 塩揉みを すればするほど 硬く身がしまるのは なんとも不思議だ。 甘辛く煮ても うまいそうで これなら 出来るかもしれない。