「家庭料理の話」の感想
家庭料理の話
かていりょうりのはなし

北大路魯山人

分量:約5
書き出し:世間の人は、自分の身近にある有価値な、美味いものを利用することに無頓着のようだ。出盛りのさんまより場違いのたいをご馳走と思い込む、卑しい陋習《ろうしゅう》から抜けきらないところに原因があるようだ。「腐ってもたい」などという言葉は、うかうか聞いていると、諺としてはちょっと面白いが、料理の方では大変な邪魔となって害がある。また、料理人のつくったものなら、なんでも結構なお料理だなぞと、軽卒に考えるのも大...
更新日: 2017/06/19
d2588c1635e5さんの感想

初めて、魯山人先生の著作を拝見した。料理とは何かを各々が考えて、真心を込めて作ることに意義がある。私は今まで料理をないがしろにしていたことを反省した。

更新日: 2016/11/28
0a4cdec075deさんの感想

北大路魯山人の食関連の作品を最初に何気なく読んだとき、食いしん坊で食に情熱のある人なんだなぁ、なんてぼんやりした印象を持っていた。 だがこの話を読んで、ただ食べることが好きなのではなく作り手に真心のある「料理」を食べることに幸せを感じる人なのだと感じた。 魯山人の手料理が食べたいなぁ