「縛られたあひる」の感想
縛られたあひる
しばられたあひる
初出:「児童文学」1936(昭和11)年3月

小川未明

分量:約18
書き出し:流《なが》れの辺《ほと》りに、三|本《ぼん》のぶなの木《き》が立《た》っていました。冬《ふゆ》の間《あいだ》、枝《えだ》についた枯《か》れ葉《は》を北風《きたかぜ》にさらさらと鳴《な》らしつづけていました。他《た》の木立《こだち》はすべて静《しず》かな眠《ねむ》りに就《つ》いていたのに、このぶなの木《き》だけは、独《ひと》り唄《うた》をうたっていたのです。ここからは、遠《とお》い町《まち》の燈火《...
更新日: 2020/12/05
19双之川喜41さんの感想

 家鴨は 嵐が来たので 縄をほどかれ 何処かに 逃げた。 幼児に 読みきかせを すると それからどうしたのと 執拗に 訊かれる。 筋立てを越えて 詩情溢れるものを 伝えるのに 手こずる。