「三の酉」の感想
三の酉
さんのとり
初出:「中央公論」中央公論社、1956(昭和31)年1月

久保田万太郎

分量:約24
書き出し:一——おい、この間、三《さん》の酉《とり》へ行ったろう?……ズケリといって、ぼくは、おさわの顔をみたのである。——えゝ、行ったわ。……どうして?……と、おさわは、大きな目を、くるッとさせた。——しかも、白昼、イケしゃァ/\と、男と一しょに、よ……と、ぼくは、カセをかけた。——あら、よく知ってるわね。と、そのくるッとさせた目を、正直にそのまゝ、——おかしいわ。と、改めて、ぼくのほうにうつした。——ち...
更新日: 2020/12/05
19双之川喜41さんの感想

 江戸情緒溢れる。 咄嗟(とっさ)に語られる芝居の場面は 残念ながら浮かんでこないものが ほとんどであるからして 読みは浅いにちがいないけど 味わいがあると感じた。