「私の作陶体験は先人をかく観る」の感想
私の作陶体験は先人をかく観る
わたしのさくとうたいけんはせんじんをかくみる

北大路魯山人

分量:約37
書き出し:長次郎(安土、桃山時代)……日本陶芸史上唯一の芸術家。本阿弥光悦(安土、桃山から江戸初期)……多趣味多能にして広範囲の美術鑑賞眼をもつ道楽者。長次郎三代のんこう(江戸初期)……のんこうには長次郎にみられる強さはない。豊かさに於ても格段に劣る。野々村仁清(江戸初期)……陋習の中国趣味を捨て去り、純日本美を陶器に移し、優雅極まりなき日本固有の美術表現に終始せし一大創作家、衣冠束帯を身にまといながら自由...
更新日: 2021/04/02
19双之川喜41さんの感想

 魯山人は 製陶の実務経験が 豊富なので 指摘が鋭い。 道具屋の口調のおきまり文句というのがあるそうで 「格別▫他にない」これで済ます。 何を見ても 毒づくよりは ましだけど 自らを鍛える気がないと 向上しないようには 感じてしまう。