「夏向きの一夜」の感想
夏向きの一夜
なつむきのいちや
初出:「東京労働新聞」1950(昭和25)年8月10日

山之口貘

分量:約5
書き出し:争えないもので、顔までがいつのまにやらそういう顔つきになってしまったのであろう。夜は云うまでもないが、昼間でも、街を歩いていると、ぼくはよくおまわりさんから誰何されたのである。それはしかし、顔つきばかりのことではなく風体からしてそもそもぼく自身の生活を反映しているものなのであって、当時の流行語を借りて云えば、所謂、るんぺんと称されているところのもので、ぼくは路傍で暮らしているような状態にあったから...
更新日: 2016/02/16
2d5da82a7132さんの感想

風変わりな作者と警察官の友達のやり取りが楽しい。若く、爽やかな友情が夏の夜風のような、気持ちの良い作品でした。

更新日: 2016/02/06
581b7831d8b5さんの感想

この作品のあとに、同じ作者の「楽になったという話」を読むといいかな。 文章から、作者の柔らかな印象を受けます。

更新日: 2016/01/21
奥津棄戸明さんの感想

面白かった、ユーモラスだ。