貧乏の代名詞のような作者の人生体験談が書かれている。不思議に 悲壮感はなくむしろたくましさを感じてしまう。ちょいと中古になって私にも駅ホームで新聞紙に身をつつんで過ごしたことがある。誠実に生きていれぱなんとかなるものだと思い返している。希望が持てないことがいちばんつらいだろうなあ。
特高警察が荒れ狂い、赤狩りをしていた恐ろしい時代。無実で獄中死した人も大勢いたが2度とこの様な悲劇を繰返してはいけないと思った。
野宿は誰にも気がつかれないようにするのが、マナーである。また、野宿を経験しておくのも、いざという時に役立つと思う。