正宗白鳥
関東大震災後の東京で、白鳥の妻や八百屋のおかみさんがもらい風呂をする話。 この頃には風呂はほぼ現在のスタイルになっていたそうだが、それはあくまで富裕層の話で、庶民は風呂のない家も多かったと思われる。 風呂を提供する側の好意、される側の遠慮、お構いなしに図々しく入る人など、人々の性格の違いから来る近所付き合いの難しさは現在でもそのまま通用する。 面白かった。