富沢赤黄男
時代背景は 判然としないけど 戦場俳句とでも いうべき分野の 作品かもしれない。 「阿呆の大地」は 重複しているようにも 思われた。 身を 命の危険にさらしながら 詠んでいるので 余計 胸を打つ。
美しいものを愛する俳人が、人間性を失わせる戦争の渦中において、その繊細な感性を失わずに俳句を作れた。その精神力がすごいと思う。