「親鸞聖人について」の感想
親鸞聖人について
しんらんしょうにんについて
初出:「毎日新聞」1962(昭和37)年10月1日号から9回に分けて連載

吉川英治

分量:約38
書き出し:先ごろは、親鸞聖人の大遠忌があり、今夜も親鸞聖人についてご関心の深い、またご信仰の深い皆さまのお集まりと思うのでありますが、私はそうした皆さまにお話し申し上げるほどの何も持っていないんです。だのに、かつて小説の上で親鸞を書き、その映画で錦之助君が親鸞をやったりした。あのような小説を物知り顔に書きましたのも、いまにして思えば、若気のあやまちであります……。小説親鸞や錦之助君の親鸞を見ると、端麗、いか...
更新日: 2019/10/17
19双之川喜41さんの感想

 講演を筆記したものなので 比較的わかり易い。 聖人は 悪人をも救うとしたけれど いわば 内なる悪ともいえる本能の部分についても しっかりと直視して 現実的な在り方を示したと思った。