「文化の日」の感想
文化の日
ぶんかのひ

吉川英治

分量:約6
書き出し:文化の日、十一月三日というと、ぼくら明治生まれのものには、降る雪も——だが菊の香も明治も遠くなりにけり——の感が深い。だから文化の日の朝はいつも少年期への想《おも》いにつながる。けさも、茶の間のえんさきで雀を見ていた。そしてふと、このごろは東京の雀もキレイになってきたなと思った。なぜなら終戦後数年間は雀までが焦土によごれてウス汚かったものである。それからやっと雀のオベベも今朝は文化の日らしく美しか...
更新日: 2016/01/22
285bd152a763さんの感想

今日の日本の様子を見ていると、非常に身につまされるものがある。 パンとサーカスのように、溢れんばかりに与えられるものに溺れるばかりで、大事なものを取りこぼしてはいないだろうか。