「断腸亭日乗」の感想
断腸亭日乗
だんちょうていにちじょう

06 断腸亭日記巻之五大正十年歳次辛酉

06 だんちょうていにっきまきのごたいしょうじゅうねんさいじかのととり

永井荷風

分量:約35
書き出し:荷風年四十三正月元日。くもりて寒し。雪猶降り足らぬ空模様なり。腹具合よろしからず。炉辺に机を移して旧年の稿をつぐ。深更に至り雨降る。正月二日。雨歇まず門前年賀の客なく静間喜ふべし。夜風あり。正月三日。朝の中薄く晴れしが午後また雨となる。炉辺執筆前日の如し。浴後独酌。早く寝に就く。正月四日。晴れて暖なり。銀座を歩む。正月五日。去年十月中起稾せし雨瀟瀟、始めて脱稿。直に浄写す。正月六日。九穂子と風月堂...
更新日: 2021/01/11
19双之川喜41さんの感想

 百合子が 頻繁に出てくるので 宮本姓の あの方かと思ったら 昔は 女給だった人のようだ。 間違えて 彼女の部屋に 入り込んでしまい 後の事は記しがたしなんて 自慢している。